ウイルス対策には加湿!
冬は湿度が少なくなる事でドアノブやエレベーターに触れた時に「パチッ」とくる静電気、髪のパサつきや皮膚の乾燥、喉の痛みなどに悩まされる方も多いのではないでしょうか。
なぜ冬は乾燥するのか
冬に湿度が低くなる原因は気温にあります。
空気中に含むことができる最大の水蒸気の量は温度によって変化します。温度が高いと多くの水分を含む事ができますが、温度が低いと逆に少しの水分しか含む事ができません。
この性質のせいで気温が低い冬はどうしても乾燥してしまいます。
夏に湿度が80%くらいになってジメジメで不快に感じる事はあっても、冬にはそうした日がないのはこのためです。
冬に最適な温度と湿度
快適に過ごすためには温度設定だけではなく温度と湿度の関係が重要です。
湿度の値は体感温度に大きく影響しています。気温が高くても湿度が低いと暑さや不快さは感じなくなり、気温が低くても湿度が高いと寒さをあまり感じません。
冬は温度18度〜22度くらい、湿度は55%〜65%くらいが最適と言われています。
湿度で肌や粘膜のバリア機能低下を防止
気温と湿度が低くなり、肌や喉などの粘膜が乾燥しすぎてしまうと人間の本来持っているバリア機能が低下します。
あかぎれやひび割れも乾燥によって皮脂や皮膚の水分が奪われて起こります。バリア機能が元々低いお年寄りや小さなお子さんは注意が必要です。
そして、乾燥が原因でウイルスの増殖もあります。
ウイルスは低温・低湿度の環境下で増加しやすく、空気中に長い時間漂うため、口や喉などの粘膜から侵入しやすくなります。
このような理由から冬の室内では空気の乾燥対策はとても重要です。
加湿のし過ぎはNG
冬は空気の加湿が重要ですが、だからと言って過度な加湿はNGです。先に述べましたが、冬の最適な湿度は湿度は55%〜65%くらいです。この上限を超えてしまうとカビの原因になってしまうので加湿のし過ぎには注意しましょう。
加湿の方法
お手軽なものから確かな効果が得られるものまで紹介します。
やかん・鍋でお湯を沸かす
水を入れて火をつけるだけで多くの水蒸気を発生させる事ができます。
ただし火の取り扱いには十分注意しましょう。水が無くなり空焚きにならないように目を離さずに気をつけましょう。
洗濯物を干す
洗濯物を吊るして部屋干しする事で室内の湿度を上げることができます。
洗濯物がない時は濡らしたタオルを吊るしておくだけでも効果的です。
浴室のドアを開ける
浴槽にお湯をためるとき、または入浴後に浴室のドアを開けて加湿する。
ただしこの方法だと、過度な加湿にならないように注意が必要です。
十分に湿度が上がったらドアを閉めます。ドアの周辺は結露しやすいのでカビや雑菌の原因とならないようにすぐに水滴を拭きましょう。
加湿器を使う
最近の機種では機器の近辺だけでなく部屋全体にムラなくスピーディーに加湿できるものも多くあります。
湿度を何%にするのかを設定できるので、タンクに水を入れてスイッチを入れるだけでお部屋を希望の湿度を保つ事ができます。
ダスキンではこのような便利な機種をレンタルでご利用できます。
本体の購入が必要ないのでためしに効果を実感したい方や、冬のみでの使用をご希望の方はぜひお気軽にご連絡ください。
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