蜂が巣を作る前にペットボトルトラップを作って女王蜂を駆除しよう!

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暖かくなり花が咲き始めると一匹で飛んでくる蜂。新しい巣が作れる安全な場所を探しているのでしょう。毎年、巣を作られているお宅では、「今年こそ、巣を作る前に駆除したい。」と、思いますよね。お家にあるモノを使って、蜂に巣を作らせない対策をご紹介します。ペットボトルを使って簡単に作れるので試してください。

目 次

・ペットボトル蜂トラップは自宅にある材料で作れる。時間の無い方には、市販品もある

・ペットボトル蜂トラップを効果的に設置するには

・頑張ったけど蜂の巣を作られてしまったら

ペットボトル蜂トラップは自宅にある材料で作れる。時間の無い方には、市販品もある

ペットボトル蜂トラップとは、ペットボトルに蜂が好む液体(誘引剤)を入れた物です。このペットボトル蜂トラップを吊るしておくと、香りに誘われたハチがペットボトルに入り込み、液体で羽が濡れて溺れるので、外に出られなくなる仕組みです。

簡単に作れるので、必要な材料や誘引剤のレシピをご紹介しましょう。

市販のトラップも販売されていますので、作る時間の無い方や作るのが面倒と思う方は、購入して設置できるので安心してください。

準備する材料

(1)トラップ容器

・空のペットボトル(500㎖から2ℓ)

・紐や針金

・カッターナイフ

・マジック

・定規

・計量カップ

・液体を混ぜる為の容器

(2)誘引剤

誘引剤は、ペットボトルの4分の1ほど入れるので、ペットボトルの大きさと本数で作る量を調整してください。

以下の分量は2ℓのペットボトル1本分になります。

  1.  酒:300ml、酢:100ml、砂糖:100g、ぶどうの皮:1枚もしくは、ぶどうジュース50ml
  2.  酒:300ml、果汁ジュース:100ml、砂糖:100g
  3.  酒:100ml、ぶどうジュース:200ml、カルピス:200ml
  4.  ぶどう味のカルピス:300ml、水:200ml
  5.  果物ジュース:300ml、酢:50ml、酒:100ml、砂糖:100g

上記に、それぞれ界面活性剤入りの洗剤を数滴、入れてください。

酒は焼酎・日本酒・料理酒・ワインなど何でもよさそうです。結構な量を使うので、メインをジュース類にするのもよいでしょう。

ぶどうを入れるのは、発酵促進が目的ですが、蜂はぶどう好きと云われているのも入れる理由です。発酵が進むと香りも強くなり効果が期待できるので、準備できる方は試してください。

酢は、ミツバチを寄せ付けない用です。

界面活性剤入りの洗剤を数滴入れると、蜂の呼吸を抑えるのに効果があります。

ただし、蜂にも好みがあるようなので、設置したのに蜂を誘えない時は、あきらめないでブレンドする物をいろいろ試してくださいね。

ペットボトルトラップの作り方

ペットボトルは、中に入った蜂が登りにくいように、炭酸飲料で使用されている凸凹が無いツルッとした物を準備します。沢山の蜂を捕獲したい場合は、大きなペットボトルを使用してください。何カ所かに細かく設置したい場合は、小さめのペットボトルでもよいでしょう。ただし、入り口と誘引剤の液が近いので、大きな蜂は逃げ出す場合があります。蜂の種類や誘引剤の量にも注意してください。

  1. 蜂の入り口4カ所を作成

ペットボトルの上部に2cm四方の大きさのHを記入

線に沿って、カッターで切り込みを入れる

切った下部を内側に、上部を外側へ折る

ペットボトル中央箇所に穴を一つ空ける(排水口の役目)

紐を取り付ける(キャップ下に紐を巻いて固定して、木に吊り下げられるようにする)

蜂トラップと人が見て、わかるように、ボトルに記入する

  1. 誘引剤を作成

誘引剤の量=ボトルの4分の1くらいの量×ペットボトル本数

作り方は、誘引剤で準備した材料を混ぜるだけ

ボトルに入れるのは、倒してこぼすさない為に設置の時をおすすめします。

蜂トラップは販売されている

市販品は、「捕獲容器、フタ、屋根、吊りヒモ、誘引剤」が入っています。約1ヵ月使用できると表示されていますが、詳しくは説明書をよく読んでご使用ください。

  • アース「ハチがホイホイ」

ハチ(スズメバチ。アシナガバチ、ドロバチ等)コガネムシ、ガ (※ミツバチは誘引されません)

  • アース「ハチの巣コロリ」

スズメバチ用

・フマキラー「ハチ劇取れ」

ペットボトルで作るタイプと同じで、ぶら下げて蜂をおびき寄せて容器に閉じ込めて捕獲します。自分で作るのに問題がある時は、市販品を吊るしてください。

ペットボトル蜂トラップを効果的に設置するには

効果的な設置時期

せっかく作ったペットボトル蜂トラップに「蜂が誘われてこない。」または、「蜂が大量に誘われてくる。」そんな事にならない為に、効果的に捕まえられる時期があります。地域によって前後するとは思いますが、春の暖かくなり花が咲く「3月下旬〜6月」の設置がよいでしょう。

この時期は、越冬した女王蜂が目覚めて巣を作る場所を探し始める季節になります。蜂の巣は女王蜂1匹から作られていくので、ここで女王蜂を捕まえられたら、蜂の巣を1個駆除した事になりますよね。巣が少し大きくなる6月頃には働き蜂が羽化して、女王蜂は巣の奥で子供を産み続けます。働きバチの捕獲を目的にするには、蜂が増えて危険です。ペットボトルトラップは取り外してください。

効果的な設置場所

「蜂をよく見かける場所」や「緑の多い所」に設置すると、効果が高くなりそうです。ただし、直射日光には注意してください。誘引剤の発酵が早くなるので、誘引剤の交換頻度があがります。暑さで誘引剤が蒸発して効果が無くなる場合もあるので、設置は日陰がおすすめです。

設置時に蜂と遭遇する場合もあります。必ず逃げるための避難ルートを確認しておいてください。

ペットボトルトラップは、蜂をおびき寄せて駆除を行なう道具です。人が通る所での設置は事故が起こるといけないので、設置は避けてください。人が通らない所でも、子供の手の届かない高さに設置をするようにしましょう。

安全な設置時間

蜂は昼の明るい時間帯に行動するので、設置や取外しは、蜂が行動を行なわない「夜間から早朝」の時間帯がおすすめです。

効果的な誘引剤の交換

誘引剤の交換するタイミングは、設置後2週間を目安にすると良いでしょう。2週間を経過すると、効果が薄れてきますので、蜂が入っていなくても新しいトラップに交換してください。

また、蜂の死骸が溜まると、せっかく誘引されても液体にたどり着けなければ効果がありません。死骸が溜まったら、2週間前でも誘引剤を交換してください。

ペットボトルに捕獲された蜂は生きている場合もあります。死んでいても蜂の針に触れると危険なので、処分する場合は注意が必要です。

頑張ったけど蜂の巣を作られてしまったら

自作や市販の物で頑張ったけど、蜂の数が増えた時は危険です。8月から10月の季節は、蜂の量が増えて攻撃性も高まります。無理をしないでプロに依頼して駆除をしてもらいましょう。なぜなら、蜂に刺されて命を落とす事があるからです。人だけでなくペットの被害も増えています。家族やペットの安全を守るために早めの対策と決断をおすすめします。

まとめ

ペットボトルを使った蜂トラップは家にある材料で簡単に作れ、効果的に設置すれば、女王蜂を捕獲して巣を作らせないことができます。それでも、すべての蜂を駆除することはできないので、巣が作られたら専門業者に早めの依頼をおすすめします。注意するポイントをおさえて、ペットボトルトラップで蜂駆除に挑戦してください。1個目を作ると、楽しくてもっと作りたくなりますよ。

この記事を読んだのが6月以降の方は、来シーズンに向けて、気持ちの準備をおすすめします。

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