蜂に2回刺されると危険!アナフィラキシーショックとは?

アナフィラキシー

蜂毒アレルギーを持っている人(1度刺されたことがある方や、もともと抗体がある方)が、再び同じ種類のハチに刺された場合は、患部の腫れや痒みなどの局所症状に加え、1割から2割程の方がアナフィラキシーを引き起こし、全身症状が現れます。

その内の、数パーセントの方が、意識が朦朧としてくるなど意識障害があったり、急な血圧低下などアナフィラキシーショックを引き起こしやすくなり命の危険にさらされます。つまりハチに2回刺されると危険だと言われているのは、体内に一度刺された時に出来た蜂毒に対する抗体があると、アナフィラキシー症状が引き起こりやすいためです。

「短期間に2回以上ハチに刺されてしまうとアナフィラキシーショックを引き起こしやすくなる」という調査結果も報告されています。

山や海へ出かけることの多い夏には、有害な生物に接する機会も多くなり、特に8月から10月はスズメバチの被害が多くなる季節です。毎年、何人かがスズメバチに刺されて亡くなっていますので、十分な注意が必要です。

アナフィラキシーの症状

 アナフィラキシーの主な症状は、皮膚・粘膜症状、呼吸器症状、循環器症状に大別されます。アナフィラキシーでほとんどの人に起こるのは皮膚・粘膜症状です。唇や舌などの粘膜が腫れてきます。そして、数分以内に呼吸器症状、循環器症状の少なくとも一つを合併します。

 呼吸器症状は息が苦しくなり、呼吸がしにくくなります。くしゃみ、咳や鼻水を伴うこともあります。喘鳴(ぜんめい)といって、喘息発作の時のようなゼーゼーという呼吸音が特徴です。

 循環器症状は、脈が早くなり血圧が低下するので、それにより動悸(どうき)やめまいがしたり、立っていられなくなったり、進行すると意識が無くなったりします。

 このような状態をアナフィラキシーショックといいます。ハチに刺されて亡くなる方は、刺されてから平均15分で心臓や呼吸が止まると言われていますが、数分で死に至ることもあります。

もし、アナフィラキシーになってしまったら、すぐに119番通報をして救急車を呼んでください。救急車が来るまでは、仰向けになって寝ているのが一番効果的です。足の下に枕などを入れて足を高くすると楽になることがありますが、急に起き上がったり、立ち上がったりするのは危険なので避けてください。

 これまでにアナフィラキシーを起こしたことがある人は、専門の医師を受診すると「エピペンⓇ」という自己注射薬を処方される場合があります。「エピペンⓇ」は自動的に針が飛び出す注射器に「アドレナリン」という特効薬が入っています。

 自分で打つのが原則ですが、患者が子供の場合は保護者や学校の先生が打ってあげる必要があります。いざという時に備えて「エピペン®」の使い方を練習しておきましょう。

スズメバチに刺されたらどうなる?

 ハチに刺されると、体内にハチ毒に対する抗体ができ、同じ種類のハチに刺されたときは、人によっては、アレルギー反応を起こし、アナフィラキシーと呼ばれるショック症状を起こします。アナフィラキシーを起こすと、呼吸困難や血圧低下などを起こし、最悪の場合、死に至る危険もあります。特に、アレルギー体質の人や、ハチに一度、刺されたことのある人は、十分注意する必要があります。重症化が予測される人や山奥での作業などですぐに治療することが困難である人に対しては、アドレナリン自己注射薬(エピペンⓇ)が処方されることもあります。

初めての蜂刺されでも死に至るケースが

アレルギー症状の多くは、体内に蜂毒に対する抗体ができた後、2回目以降に蜂毒が入ったとき、もともと身体の中に存在する主にヒスタミンという物質の作用によって、全身症状が引き起こされます。

しかし、蜂毒にもこのヒスタミンが少量含まれていることから、多量の蜂毒が同時に体内に入った場合、初めての蜂刺されでもアレルギー様の症状を起こすこともあります。

蜂刺されで死に至るのは、複数回刺された場合よりも、初めて刺されたケースの方が多いという報告もあります。

ハチに刺されたらどうすればいい?

 次のような手順で処置をし、安静にします。20分ほど様子を見て、異常がないようなら、ひとまずは安心。様子がおかしいと思ったら、すぐに医療機関を受診しましょう。

① 刺された傷口を流水でよく洗い流す。ハチの針が残っている場合は、そっと抜く。

② 傷口から毒をしぼり出す。口で吸った場合、毒は必ず吐き出しましょう。

③ 抗ヒスタミン軟膏などを塗り、冷やす。

④ 息苦しさや口の乾き、冷や汗、めまい、血圧低下、しびれ、嘔吐、じんましんなどのショック症状が現れた場合は、一刻も早く救急病院で医師の診察を受ける。

ハチに刺されないためには

蜂が向かってきた時に、手でふりはらったり大声をあげたりすると、かえって蜂を刺激します。目を閉じて、顔を下向き加減にし、身を低くしてじっとしていましょう。興奮した蜂に刺激されて、他の蜂が集団で襲ってくる場合もあります。走らないよう、速やかに、その場から離れてください。

  • 服装は白っぽい色や明るい色の長袖を選ぶ。なるべく肌を出さない。
  • 黒いバッグ、黒いカメラなど、黒いものは持たない。
  • あらかじめ腕や脚などに虫除けスプレーを吹き付けておく。
  • 花柄の服装、花柄のバッグなども避ける。
  • 甘い香りのする香水や整髪料はつけない。
  • 巣の近くで大声を出したり、強い振動を与えたりしないように注意する
  • 頭を隠し姿勢を低くして、ゆっくりその場を離れる。

自宅で注意したいこと

靴の中、洗濯物や布団を取り込むときには、蜂がひそんでいないかよくチェックしてから取り込みましょう。アシナガバチやミツバチは民家やその周辺に巣をつくる習性があり、日当たりのよい洗濯物などにとまっていることがあります。

蜂が家の中に入ってきたときは、蜂を刺激してはいけません。明るい方の窓や玄関のドアを開け、自然に外に出るのを待ちましょう。

蜂は巣を守る本能が強く、巣を攻撃されると興奮するため、むやみに近づいたり、棒でつついて落としたりすることや殺虫スプレーを散布することは、絶対に避けましょう。

アウトドアや山で注意したいこと

一番よいのは蜂がいるような場所に近寄らないことですが、屋外作業や山歩きなど、蜂がいそうな場所に行くときは、服装を工夫することによって蜂を避けるようにしましょう。

原因となるハチ

蜂は巣を守るために外敵に向かっていく習性があります。人を刺す習性があるのは、スズメバチ、アシナガバチ、ミツバチの3種類です。営林署や林業、農業、ゴルフ場などにおいてはスズメバチやアシナガバチ、養蜂業やイチゴ農家ではミツバチに刺されるケースが多いといわれています。

まとめ

蜂に刺されないためには、蜂の習性を知ること、蜂に近づかないことが大切です。

毒針を持つ蜂でも、こちらから刺激しなければ、刺されることはまずありません。蜂が相手を襲うのは、巣が攻撃されて危険を感じたとき。蜂に刺されないためには、「蜂に近づかない」、「巣に近づかない」、「蜂や巣に触れない」を守りましょう

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