2023年はネズミ急増!?
SNSの動画で東京の繁華街でネズミが集団で移動する様子が多く投稿され一時話題となりました。
新型コロナウィルスによる行動制限が緩和され、飲食店などに活気が戻ってきた事が原因のひとつとも言われています。
ネズミが増えた事によって衛生環境の問題だけでなく、家屋の損傷や火災被害にも気をつけなければいけません。
感染症の危険性
ネズミが急増して気をつけなければならないのが、レプトスピラ症やサルモネラ症などの感染症です。レプストピラ症は突然の悪寒、発熱、筋肉痛や頭痛など多様な症状を引き起こします。食中毒で有名なサルモネラ症は下痢、嘔吐などを発症し、小児では意識障害、痙攣、高齢者では急性脱水症や菌血症を起こすなど重症化することもあります。
これらの2つの感染症はどちらもネズミが細菌を媒介して人に感染します。
ネズミが原因で火災に
ネズミ被害は健康や衛生面だけではありません。
ネズミは齧歯類ですので絶えず物をかじって歯を削ってすり減らしています。その対象が住宅の壁や柱であったり電気コード・ガス管であったりする事もあります。ネズミが電気コートをかじって中の導線が剥き出しになると漏電を起こしショートして火花を発生させます。その火花がホコリやゴミに飛び移り着火して火災を引き起こす原因になってしまいます。
ラットサインに細心の注意を払う
ネズミがいる痕跡をラットサインと言います。
例えば、ネズミが通る場所には黒い擦った後が残ります。これはネズミが同じ場所を何度も行き来した時に体の汚れで壁や柱などに擦れ時間が経つに連れてだんだん目立つようになっていきます。
また分かりやすい痕跡にふんが落ちている事があります。クマネズミは移動しながらフンをする習性があるので部屋の隅によくフンが散らばって見られます。
あとは足跡、柱や壁をかじった跡などもラットサインになりますので、ネズミが入れそうな隙間がある場合は周辺に以上のようなサインが無いか、細心の注意を払う事でネズミによる被害を未然に防ぎましょう。
適切なネズミ駆除の方法
ネズミ駆除の商品はホームセンターなどにも販売されています。
代表的なもので、
- 毒餌
- 忌避剤
- 粘着式
があります。
毒餌
ネズミが好む餌に薬剤を配合し、食べたネズミはすぐに死ぬことはなく徐々に効果を発揮します。そのためネズミは餌を巣に持ち帰り、貯える習性があるのでそれを利用して多くのネズミを駆除する事が期待できます。
ですが近年、この薬剤が効かなくなったスーパーラットと呼ばれるネズミも存在しています。スーパーラットにはジフェチアロールと言う薬剤を配合したものが効果を発揮します。
どの薬剤を使用するにしてもネズミが食いついてくれないと効果が出ないので、ネズミにあった薬剤と設置場所を工夫する必要があります。
また、もしも家の中で死んでしまった場合はすぐに死骸を除去しないと腐敗臭の原因にもなりますので注意が必要です。
忌避剤
ネズミが嫌がる匂いがする薬剤です。根本的にネズミを駆除する事ではありませんが、ネズミを家から追い出す、寄せつけなくすることを目的とした商品です。
粘着剤
いわゆる「ゴキブリホイホイ」のネズミ版です。
強力な粘着シートがその上を通るネズミを捕らえて捕獲します。粘着シートは有害物質や薬剤などは含んでいない物が多いので安心して使用できます。
まとめ
今年の夏頃から急増したと言われるネズミ被害。ホームセンターなどにも対策グッズが多く販売されていますので早めの対処をおすすめします。
そして自分でやるのは面倒な方や、ネズミを見るのが苦痛な方など、ネズミ被害でお困りの方はぜひプロの駆除業者に依頼する事もおすすめです。
まずはお気軽にご相談ください。
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