【事業所用】エアコン清掃の必要性と頻度
家庭用のエアコンと同様に業務用のエアコンもお掃除が必要です。
家庭用エアコンでは年に1〜2回の掃除が一般的ですが、飲食店やオフィスでは多くの人が集まるのでお掃除の回数は増やさなければならないでしょう。
業務用エアコンのお掃除頻度はどれくらいが適切なのでしょうか。
家庭用とくらべて業務用エアコンは汚れやすい
一般家庭のエアコンと比べて業務用の方が汚れやすいと言えます。
まず、事業所に付けられている事で必然的に稼働時間が長くなります。お店やオフィスの開店から閉店までと考えると9時間以上はずっとエアコンが作動しているケースがほとんどです。
多くの人が集まる事で空気の汚れもその分多くなりますし、業務用エアコンは大きい風量をつくり出すために多くの空気を吸っているのでフィルターは汚れやすくなってしまいます。
フィルター清掃の目安
エアコンの機種や設置場所、空間の広さなどの使用環境の違いなどありますが、フィルター清掃の適切な頻度は月に1回が目安です。
ただし24時間営業の店舗でずっとエアコンが作動している、飲食店で特に油煙などが発生する店舗では毎年のクリーニングが空気を清潔に保つために必要です。
自分でできるフィルター清掃
業務用エアコンは、家庭用エアコンをひとまわり大きくしたようなタイプもありますが、天井から吊り下げられているタイプ、天井に埋め込まれているタイプが多く、フィルターの外し方が分からない事もあると思います。その場合は無理に力をかけたりすると破損の原因にもなるので、説明書に従って丁寧に取り外しましょう。
フィルターを外したら掃除機で溜まったほこりを吸い取りましょう。表と裏の両方から掃除機をかけるとキレイになります。
ほこりを取り除いたフィルターを歯ブラシなどを使用して水洗いしましょう。この時フィルターを痛めないように優しく洗ってください。また、飲食店などで油汚れがある場合は食器用洗剤を使用して油分もスッキリ落とします。
フィルターを乾燥させてから元に戻して終了ですが、この時に外装パネルも柔らかい布で水拭きしましょう。汚れがひどい時は中性洗剤を薄めて使用し、最後に水拭きをします。なお、高所の作業の場合は十分注意して行ってください。
もしも汚れをそのままにしておくと・・・
異音がする
エアコンから「カラカラ」や「ヒュー」と言った異音が聞こえる場合、ほこりがたまっていて内部のファンに干渉している事が多いです。
ニオイ
エアコン内部にほこりや油、ヤニなどがたまって時間とともに嫌なニオイに変化していきます。またこれらは細菌の温床ともなり得るので健康被害に悪影響を及ぼします。特に小さいお子さんやお年寄りの方には気をつけなければなりません。
電気代
フィルターや内部のほこりや汚れのせいで部品がスムーズに動かなくなったり正常な状態と比べて負荷がかかってしまいます。この事で無駄なエネルギーを消費しなければならなくなり、電気代が上がってしまいます。
水漏れ・しみ
エアコンの内部には水が通る箇所がありますが、そこにたまった汚れで排水がうまくできずとどまってしまった場合サビや壁紙、天井のシミや汚れに繋がってしまいます。
エアコン清掃は定期的に
業務用のエアコンも家庭用と同じで定期的にフィルター清掃を行いましょう。
ただしフィルター清掃だけではどうしても内部に付着した微細なほこりやカビ・細菌などは取り除く事はできず時間と共に蓄積していきます。これらを取り除き快適空調をキープするためには2〜3年に1回の内部クリーニングが不可欠ですのでプロの専門業者に依頼することをおすすめします。
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