【2023年版】シロアリ駆除をしないとどうなる??【画像で確認】

シロアリ

シロアリ駆除を放置した際の危険性

住宅の強度が低下

もしも住宅がシロアリ被害に遭ってしまった場合、そのままにしておくと柱や床の木材がどんどん食べ進められ、家の強度に問題が出てきてしまいます。目に見えない床下や壁、柱の内部の木材を食べてしまうのがシロアリ被害の特徴。湿気が多く水分を含んでいる家の土台部分だけでなく、部屋の中にある家具なども被害にあう場合もあります。

被害がひどい場合は家を支える部分の強度が下がり、耐震性に影響が出てしまうことがあります。いきなり倒壊することはなくとも大きな地震によって一気に崩れてしまうおそれがあります。シロアリ被害の放置は、大切な我が家が侵されるだけでなく、人の命にもかかわることとも言えます。

シロアリは繁殖力が高く、床下以外にも屋根裏や壁のなかなど目に見えない場所に潜んでいるため、目に見える部分だけで被害を判断するのは危険です。

修理費用が高くなる

シロアリが潜んでいることに気づかず被害が拡大してしまった場合、駆除や消毒の費用だけでなく、被害状況によっては家具や壁の交換、床の張り替えなど修理費がプラスでかかってしまうケースがあります。

定期的にシロアリ対策をしていた方が費用が安く済むこともあるため、何十年もシロアリ対策をしていない場合は気をつけましょう。

シロアリ被害は早期発見が大切です。被害を疑うのであれば、まず調査だけでもしておくと、シロアリ被害にあっているかどうかが分かります。調査・見積りは無料という業者も多いので、一度依頼してみてはどうでしょうか?

どんな家でもシロアリ被害にあうリスクはある

シロアリの被害を受けやすい家

シロアリはエサとして木材に含まれる「セルロース」を食べるため、被害は木造住宅のほうが多くなります。

とくに家の基礎(土台)が布基礎の場合、地肌がむき出しになっているため、シロアリの被害を受けやすくなります。

一方、ベタ基礎と呼ばれる床下全体がコンクリートになっている基礎の場合、シロアリが侵入する隙間が少ないため、被害に遭いにくいです。

ただし、シロアリはセルロースだけを食べるわけではなく、ベタ基礎だからといってシロアリ被害に遭わないわけではありません。ベタ基礎でも、床板と立ち上がりの繋ぎ目にできたわずかな隙間や金物部分の経年劣化による隙間、配管の貫通部の隙間などからシロアリは侵入してしまうことがあります。

また、鉄筋コンクリートの住宅でもシロアリ被害のリスクはあります。鉄筋コンクリートの住宅の構造材には木材が使用されている部分があるため、シロアリに侵入されてしまえば、被害を受けるおそれがあります。

新築でもシロアリ被害にはあう

シロアリ被害は、築年数が古い住宅ほど発生しやすくなります。新築のシロアリ被害が少ないのは、家を建てた際に「防蟻処理」と呼ばれるシロアリ予防の薬剤を散布したり、木材に薬剤を注入することでシロアリを寄せ付けない効果が期待できる施工をしているからです。もし、家を建てる際に防蟻処理をしていなかったら、シロアリ被害が発生するおそれがあります。さらにシロアリのエサがある場所であれば、例え新築でも侵入して被害をもたらしてしまうことがあります。

新しく家を建てる際は、今後のためにもしっかり予防をして、薬剤の効果が切れる5年後に再び防蟻処理をおこなうようにしましょう。

シロアリ駆除が必要な状況とは

シロアリは床下や壁の内側など目に見えない部分で活動していることが多いため、これらの状態が起きていたら早めの駆除が必要なので、害虫駆除業者に相談したほうがいいでしょう。

1.基礎周辺に蟻道がある

シロアリは光や乾燥が苦手と言われているため、蟻道(ぎどう)というトンネルのような道を作って移動し活動範囲を広げていきます。

床下や基礎に土を固めたようなものを見つけた場合、シロアリがいる可能性が高いでしょう。

2.床や壁などに不具合がある

床がきしむ、壁や柱を叩くと軽い空洞音がする場合は、内部の木材が食べられている可能性が高いです。

特にシロアリは湿気が高い場所を好み、洗面所やお風呂場などの水回りに発生しやすいため、症状が出ていないかこまめにチェックしましょう。

3.庭で羽アリを見かけた

庭やベランダなどで羽アリを多く見かけた場合もシロアリがいる可能性があります。

羽アリはシロアリが成長した姿のひとつで、新しく住む場所を探すために暖かい時期に一斉に飛び立つ習性があります。近所で発生したシロアリが巣を作ろうとしていることも考えられるため、大量に見かけた際は専門業者に相談したほうがいいいでしょう。

シロアリの見分け方

シロアリの特徴は

  1. 触覚が数珠状になっている
  2. 胴体にくびれがない
  3. 羽の大きさが前後ほぼ同じ大きさ

上記に注目するとシロアリか黒アリか判断できると思います。

シロアリは駆除だけでなく予防も必要

被害が起きてからでは費用がかかったり、大がかりな作業になったりすることもあります。

どんな家でもシロアリ予防をしっかりと行っておくことが大切です!

自分でできるシロアリ予防

  1. 家の周りに木材を放置しない
  2. 水回りを中心にしっかり換気をする
  3. 雨漏りがないか半年〜1年に1回チェックする

シロアリ予防は、シロアリの好物となるものを放置しない、湿気が高い場所を作らないようにすることがポイントです。

基礎や外壁周辺に木材や段ボールを置いたままにすると、侵入経路となる場合があるため注意しましょう。また、シロアリは湿気のある場所を好むため、換気をすることや雨漏りチェックも忘れずに行いましょう。

シロアリの防除剤を使って予防する場合

ホームセンターで売っているスプレーの防除剤は、基礎やデッキ周辺など目に見える範囲の予防に活用できます。

しかし、効果の持続期間は短く一時的な予防であること、床下や天井裏などで作業するのは危険性があることから、薬物の散布は害虫駆除のプロにお願いするのをおすすめします。

5年に一度のシロアリ予防

虫駆除業者が使う薬剤の効果は約5年であることから、シロアリ予防のための薬剤散布は、5年に1度を目安に依頼するといいでしょう。

まとめ

シロアリ被害は、建物に使われている素材の違い、マンション、戸建住宅などにかかわらず襲ってきます。どなたも被害にあう可能性があるので、シロアリ予防は必要です。

すべての作業は自分で行うこともできますが、確実に駆除したい・予防したいのであればプロの業者を利用するのがおすすめです。まずはプロの調査でシロアリの有無や被害状況だけでもチェックしてみてはいかがでしょうか。

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