ハチ駆除の服ってどんなの??
蜂の巣を駆除している人が身に着けているものを知っていますか?蜂の巣の駆除を行う上で必ず身に着けるのが防護服です。蜂の攻撃から身を守る駆除の防護服の選び方や役割、野外でのハチに刺されないための服装をご紹介します。
ハチ駆除用防護服の選び方
ハチを駆除するときは、次の特徴を満たしている防護服を選ぶようにしましょう。
①すき間がない
体の小さいハチは、ちょっとした服の隙間にも入り込んできます。
そのため裾や袖口にしぼりがあったり、上下が一体型になっています。
②白色を基本
黒や茶色などの濃い色はハチから攻撃されやすいです。
白はハチが認識しづらい色なので、手袋や長靴も含め全身真っ白の防護服が多いです。
③頭から顔までを完全にガード
一番ハチに狙われやすいのが頭です。
またハチの毒針から出る毒液が目に入ると、失明の危険性があります。
そのため頭や顔をしっかりガードできる、プラスチック素材のヘルメットが多いです。
④生地が厚手
ハチの針を通さないように、厚手で頑丈な生地になっています。
頭の次に狙われやすいのは手です。手袋もガッチリ厚手のものを身に着けましょう。
⑤滑りやすい表面
ハチが足を滑らせて服に止まりにくくするために、表面がツルツルした生地になっています。足元も長靴が多いのもそのためです。
防護服の役割
防護服を着ているから絶対に安全!刺されない!というわけではないので注意しましょう。
日本の蜂の中でも1番大きいオオスズメバチは、針の大きさが4~7㎜あります。防護服を着ていても、生地の上から針が貫通して刺されることがあります。
防護服はあくまで「刺されてしまう可能性をできるだけ低くする物」ということを頭に入れておきましょう。
ハチに刺されないための服装
野外に出るときは蜂の巣を見つけても近づいたり、石を投げるなど刺激をしてはいけません。露出部分が刺されやすいのでなるべく長袖、長ズボンを着用し、白など明るい色の服を着用しましょう。また匂いにも反応を示すので、注意が必要です。香水やヘアスプレー、ペンキなど、刺激の強い臭いを嫌うので、攻撃されてしまうかもしれません。逆に柑橘系の香りや甘い匂いに誘われて近づいてくることもあります。野外に放置されたジュースの空き缶などにも寄ってくるので注意しましょう。
まとめ
4~6月ごろにできる小さな巣なら、スズメバチでも自分で駆除が可能です。
この頃は、女王蜂が1匹で巣を作っているため、襲ってくる働きバチがほとんどいません。また攻撃性も低く、比較的おとなしいため、しっかり安全を確保して行えば刺されることもほとんどありません。
しかし、7月以降や15㎝以上の大きさの巣の場合は危険です。巣に近づいただけで襲ってくることもあるほど攻撃性が高いです。
ミツバチやアシナガバチでも15㎝以上の巣の場合は、不用意に刺激すると一斉に攻撃されるおそれがあります。
自分で行うのは危険だと思ったら無理をせず知識を持ったプロに駆除を依頼しましょう。
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