ハチの駆除の最適なタイミングは?
軒先や庭木にいつの間にか出来てしまっている蜂の巣。家族に小さい子やお年寄りがいるご家庭は特に心配です。そんな蜂の巣の撤去・駆除をするには自分でやる方法、最適なタイミングについて説明します。
巣の種類と大きさ
見える箇所に巣を作るのはスズメバチ、アシナガバチ、ミツバチがほとんどです。まずは巣の形でハチの種類と大きさを調べます。
ただし、近づき過ぎず危険なので3メートルくらい離れた場所から確認してください。
スズメバチの特徴
- 体はオレンジ系と黒の縞模様
- 素早く直線的に飛ぶ
- 大きさは2〜4センチくらい
- 攻撃的な性格で人を襲う事がある(特に巣を守るために攻撃してくる)
- 針から毒液を噴射したり刺したりするが、針にかえしがないので何度も刺してくる事がある
- 巣は初期はとっくり型でその後、丸いマーブル柄になる
アシナガバチの特徴
- 体は黄色と黒の縞模様
- スズメバチに比べるとスリムで名前の通り足が長くフラフラ飛び、俊敏性は無い
- 大きさは2.6センチ以下
- スズメバチほど攻撃的ではないが、巣が危険だと察知すると攻撃してくる
- スズメバチ同様に何度も刺す事ができ、毒性はスズメバチと比べて同等かそれよりも強い
- 巣は蓮の実のような形で六角形のハニカム構造が見える
ミツバチの特徴
- 体は黄色と黒の縞模様で全体的に産毛に覆われている
- 大きさは2センチくらい
- おとなしい性格で滅多に攻撃してこない
- 毒性は弱いが集団で襲ってくる事がある
- 針にかえしがあるので一度しか刺すことができない(刺したらハチは死んでしまう)
- 巣は表面が六角形のハニカム構造で板状
- ミツバチの巣からは蜂蜜やローヤルゼリー、化粧品の原料となる蜜蝋など恩恵が多く益虫としての側面も
駆除できる巣の大きさの目安
一般的に言われている自分で駆除できるのは作り初めた初期段階の巣で、大きさは一辺が15センチ未満とされています。
それ以上とになると中にいる蜂の数も多く刺される可能性も高くなってしまうので近づくのは止めましょう。また、高い軒先などにある場合も蜂に刺されるだけでなく落下の危険もあるので避けましょう。
駆除に必要な道具
- ホームセンターなどで購入できる蜂の殺虫剤
- 防護服
防護服は購入すると数万円くらいしますので、自治体で貸出可能か問い合わせてみるのもいいかもしれません。防護服が用意できなければツナギなど隙間が無い長袖・長ズボンの服装で、その上から白いレインコートなどを着用しましょう。黒色はハチを刺激するので避けてください。
蜂は頭や顔をめがけて攻撃してきます。ヘルメットまたは厚手の帽子を被り、目の周りを守るためにゴーグルなども着用し、首元はタオルなどで隙間なく覆って保護しましょう。
駆除に適したタイミング
蜂はどの種類も共通して昼行性です。日中に行動して夜は巣に戻って休息するので、日没後、2〜3時間後に駆除するのが最適なタイミングです。
少し離れた(2〜3メートル)場所から巣に殺虫剤を十分にスプレーし、蜂が動かなくなっているのを確認してから駆除した巣に更にスプレーをするのが確実です。駆除した巣はすぐに袋に入れてしっかり縛り、燃えるゴミとして処分します。
無理はしない!
前述しましたが巣の大きさが15センチ以上だったり、はしごや脚立など使わなけらばならない高い場所など危険が及ぶ場合は専門業者に依頼しましょう。
もしも蜂の巣を見つけて不安や心配な時はダスキン鈴木にお気軽にご相談ください。
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